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キミは敵に遭遇した!!


グウェン 「さあ、まずこちらからよ!」

女性が戦闘の構えを見せる。
いったいどんな強力なダジャレを使うのか。
キミは手に汗がにじむのを感じた。

グウェン 魔力全開、敵は全壊・・・
 
 
 
 なんちて」

・・
・・・・
・・・・・・
え?
今のが必殺のダジャレ?

ペーター 「もうそろそろ上手くなってもいい頃なんだけどな」

額に肉の男性が、黙ってキーワードの入った封筒をくれた。

グウェン 「ちょ、ちょっと待ってちょうだい!
 今のダジャレ、面白くなかったの!?」

キミは黙ってうなずく。
額に肉の男性も黙ってうなずく。

グウェン 「終わりましたね・・・」

よほど今のダジャレに自信があったのか、
女性はがっくりと肩を落とす。

ペーター 「まあ、そのうちうまくなるさ」

謎の二人組はそのまま去っていった・・・
キミはしばらく呆然としていたが、
思い出したように男性からもらった封筒を開ける。

キミはフラグ「キーワード『ば』」を手に入れた
しかし、もう夕方だ。寄れるのはあと一箇所だろう。




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