余白
キミは、覚悟を決めて男たちと戦うことにした。

ガスタフ 「なーにそんなに怖がることは無い。
 俺様たちと勝負しろ!
 もし勝てたら何でも好きなものをやろう」

どうやら、おっさんと優男は腕試しの相手を探していたようだ。
もし勝てたら、好きなものをくれるらしい。
キミは念のために、キーワードについて知らないか尋ねてみた。

さにー 「うん、キーワードなら持ってるよ。
 これのことだよね?」

優男の方が懐から紙切れを取り出した。
どうやらあのチラシのようなものに
キーワードが書いてあるらしい。
キーワードがもらえるのであれば、負けるわけにはいかない。
しかしこの猛者たちは、どんな方法で勝負を挑んでくるのか。
腕相撲か、はたまたレスリングか・・・?

ガスタフ 「勝負の方法は・・・じゃんけんだ!」

・・・は?

ガスタフ 「さにー、今度は俺様がやるぜ!」

さにー 「えぇ、さっきもガスタフがやってたじゃないか」

キミを放って勝手に盛り上がる二人組。
しかしこの巨漢がじゃんけんで勝負とは、
見掛け倒しというか何というか・・・。

キミは敵に遭遇した!!


ガスタフ 「いくぞ、ずっぷりと味わえ!」

おっさんの筋肉が限界まで盛り上がる。
全身からはすごい汗が噴き出し、湯気が立ちのぼる。
いや、じゃんけんにそんな気合入れなくてもいいから・・・




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