キミはキーワードについて聞いてみようと、 前を歩く少女の肩を叩き呼び止めた。 すると突然・・・
なんと突然、顔面に拳を叩き込まれた。 キミは面食らってしまい、そのまま仰向けに倒れる。
少女は慌ててキミの元に駆け寄る。 すると、背後から突然男の声がした。
目の周りが腫れてしまって男の顔はよく判別できないが、 声の感じからすると中年の男のようだ。
男が肩越しに白いハンカチを差し出した。 キミは親切に甘えて、そのハンカチを鼻の下にあてる。
確かに、このような薄暗い路地裏で背後から声をかけられれば 誰でも驚くのは当たり前だろう。 キミは自分にも非があると考え、深く責めることはしなかった。
そう言い残すと、男と少女はその場を立ち去った。 結局キーワードについて尋ねる事はできなかった。 骨折り損のくたびれ儲け、という言葉を思い出して キミは男にもらったハンカチを何気なく広げてみる。 すると、その裏地には大きく『い』と文字が書かれていた。 これは・・・キーワードのひとつなのか? キミはフラグ「キーワード『い』」を手に入れた
・・・・・・!? キミは驚いて声の方を振り返ったが、 二人の姿はすでに曲がり角の奥へ消えていた・・・ |